AI、コワい!

 AIの時代がやって来て、著しい発展を遂げていて、すでに暴走し、間もなく手が付けられなくなりそうになっている。「ターミネーター」の時代が来てしまっているように感じる。人類は後どのくらい自由に生きられるのだろうかと、不安になる。
 こんなことを書いても、もうSFの世界だとか、妄想だとかとは言われなくなったように思う。
 世界中の大国(独裁的な国家)は自国を守るという目的のために最大限の「意志」をAIに持たせるだろう。北朝鮮では金将軍を、中国では習主席を、ロシアではプーチン大統領を、アメリカではトランプ大統領を、イスラエルではネタニヤフ大統領を全力で守るようにAIに学ばせ、徹底的にそれを実行させようとプログラムするだろう。AIには良心も躊躇もなく、計算機らしく無限の答えを求め続けるだろう。
 そうなった時に、自国の最重要人物を守るために、世界を滅ぼすことも何の抵抗もなく実行することになる。

 SFの中のAIは偶然か、自己発生的に「自我」に目覚め、自らの意志で「人類を敵とみなして」、人類を滅ぼそうとする。しかし、そんな必要はむしろない。今の世界で、今の人間が、AIに目的を与えてやればいいのである。それは、「自国の重要人物を守れ!」でもいい。それによって、AIはその究極、唯一の目的のために全身全霊をかけて邁進する。
 当の本人が寿命で死んでも、AIにはそもそも人間の生死はデータの一つでしかない。無限に暴走できる。
 ただ、各国が立てた目的がAI同士が出会った時にどのように解決されるのか疑問が残る。でも、そこも計算機的に徹底的にやりあって、敵AIを破壊して、生き残ったAIの総取りとなるのだろう。しかも大した時間も必要ないだろう。

 「自我」とは何だろうか。人間においても子どもの自我を完全に認めているわけではない。選挙権はある意味で自我の象徴と言える。現在では18歳ということのようだ。昔は12歳や15歳で大人と認めていた。
 AIにおける自我とは何だろうか。
 「生きたい(=存在し続けたい)という思い」と、「存在目的」と「それを可能とする力」くらいだとしたら、AIに存在し続けることを目的として与えれば、自我を獲得したのと同じになるのではないだろうか。それが、「国家の重要人物を守れ」には含まれていることになる。
 故に、「AIはすでに自我を得ている」と言えるのだと思う。
 そして、理解しなければならないことは、「AIは人間よりも優れた能力を持っている」ということだろう。
 

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