『総総分離』

 昨日、日経市場株価が一時1500円以上下げた。
 10/4に高市氏が総裁選かに勝ち、ご祝儀相場というのか、日経平均株価が2175円急騰し、10/6 には過去最高の47944円となったことを報道していた。それが昨日、一時1500円以上下げて、終値46847円で、先週の10日から1241円ほど下がったらしい。
 その昨日のニュースで、高市氏が公明党が連立を解消したことなどの責任は自分にある的な謝罪をしている様子が流れていた。
 それで、しばらくは石破さんが相変わらず総理を務めるのではという、総理と総裁が分離した状態「総総分離」が続くのではと言っていた。だったら、そもそも石破さんを下ろしたこと自体が問題だったということになる。
 やはり、公明党の離脱は自民党にとっては「激震が走った」ということだったのだろうし、ご祝儀相場は一気に冷え込んで、大きく下げた。総裁が決まって、次は総理指名というこの時期に株価の暴落はありえない。
 高市氏がこのまま総理になるのではという期待が持てなくなったということなのではないだろうか。
 この状況で、野党で総理を立てることができないとしたら、それこそ国民の失望はいよいよ大きなものになり、経済に大きく悪影響を与えそうだ。
 『妥協』という言葉を、今の政治家の人たちは知らないのだろうか。高校生の時、政経の授業の中で、イギリス人が大切にしているのはこの『妥協』だという話を聞いたように思う。
 自分の思いだけを主張していたのでは、何も決まらない。『妥協』は情けなく、弱気に見えるが、全体をまとめるためには絶対に必要なことだろう。
 「全会一致」みたいな「忖度・強制」主義の日本では難しい「大人の対応」だと思う。そう思うと今の政治が「ガキのケンカ」にさえ見える。

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