認知症行方不明者

 今日の朝日新聞に、永田久美子さんの記事が載っていて、「年間の認知症の行方不明者は約二万人で五百人くらいが亡くなった状態で見つかる」という話が出ていた。
 二万人のうち何人くらいが見つかっているのだろうか。それとも二万人が行方不明のままということなのだろうか。もし、二万人もの人が行方不明のままだとしたら、彼らは一体どこにいるのだろうか。それとも、五百人の遺体しか見つかっていないだけということなのだろうか。
 行方不明者全体では、八万人くらいで、七割が一週間以内に見つかっているらしいから、認知症二万人のうち四千人が見つかっていなくて、うち五百人が遺体ということなら、三千五百人が行方不明のままということなのだろうか。
 仮に三千五百人が行方不明のままだとしたら、一体どこにいるのだろうか。
 以前に身近で、認知症の親が行方不明になって、一週間ほどして見つかったという話を聞いたことがある。どこに行っていたのか、どうして見つからなかったのか等は何もわからない。家族には生きているのかさえもわからない状態だった。
 八万人のうち四割が十代、二十代だというのも驚きだが、こちらは「逃げている」ということのようなので見つけにくいのはまだわかる気がするが、認知症の人は逃げているわけではないだろう。
 中には一緒に買い物に行って、ちょっと目を離したスキにいなくなって、警察にも届けたが、そのうちに一人で帰って来たという話も聞いた。当然、どこで何をしていたのかはわからないままだったそうだ。
 これ程までに、警察機構も整えられ、ITが進んでいる日本でも、行方不明者がこんなにたくさんいるというのが、何よりも驚きである。
 京都の子どもの事件で、一人の子どもがいなくなったということで、連日大事件としてニュースに流れた。本来なら、大事件なのだと思うけれど、いなくなってもそのままの人がたくさんいるというのは、どうも釈然としない。
 この状態なら、指名手配犯が見つからないのも頷ける気がする。

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