理想的夫婦≒仮面夫婦?!

 「子どもを中心とした理想的な夫婦」という「仮面夫婦」を知らず知らずのうちに「演じて」いませんか?
 花火、祭り、遊園地等々。夏の行事から秋の行事。この時期はイベントがたくさんある。そんな時に「子ども中心」の夫婦の姿がたくさんテレビなどに映し出されている。
 それを見ながら、何かとても素敵なように思えるのだけれど、「子どもがいなかったら…」という疑念が頭を過(よぎ)る。
 「二人でいるだけで幸せだったはずなのに…」
 前々から、何か違和感を感じていた。
 大恋愛をして、たくさんの困難を乗り越えて漸く結婚に至った夫婦。子どもができて自然に子どもが中心になり、確かに楽しく幸せな夫婦。なのに子育てが終わり、子どもが独立して夫婦だけが残された所謂「空の巣症候群」の夫婦。
 「幸せそうな夫婦」が勝ち組で、そう振る舞い。そう演じて来たはずなのに、心の中はカサカサして、渇き切っている。
 何がしたかったのだろうかと疑問を感じてしまうのではないだろうか。
 そもそも、恋愛をしなければならなかったのか。そもそも結婚して、夫婦にならなければならなかったのか。子どもをつくり、子育てをしなければならなかったのか。
 「本当に自分がしたかったこととは何か?」「本当に自分が楽しいと思えることとは何か?」等々。そんな疑問が頭の中に浮かんで来る。
 「『一夫一妻』それが正しい。」「夫の死後、貞操を守るのが美徳」等々。それらは本当なのだろうか。
 「自分は本当は誰と一緒にいたかったのだろうか?」
 幸せですか?
 「熟年離婚」や「卒婚」等々の言葉が出て来る。もう無理をして夫婦でいる必要を感じない。もう相手や「世間の目」に合わせて生きるのに疲れた。
 「自分の中の幸せ」と「まわりが言う幸せ」がどんどんと乖離していっている。
 幸せってなんですか?
 何だったのだろうか?
 テレビを見ているとそんなことを考えてしまう。
 あなたの幸せは何ですか?

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