希望の更新

小学生の頃、「ノストラダムスの大予言」がものすごくはやっていた。「空から大王が降りてくる」「天才的な少年が誕生する(ガンダムのニュータイプかな)」「1999年に人類(世界)は滅亡する」等など。一番不思議に思ったのは、「『人類が滅亡する』と聞いて絶望して、自殺した人がいる」という話。どのみち滅亡するのにわざわざ自殺しなくても、と思った。
でも、最近は思う。「癌の宣告を受けて、自殺する」等。勿論、闘病生活は苦しいし、人類滅亡までサバイバルを続けるのも過酷だ。いっその事…、と考えるのも仕方がない、と。
人は今置かれている状況が過酷であったとしても、それを乗り切り、その先に幸せが待っているという「希望」があれば、生きられる。中国の皇帝や藤原の道長のように権勢を究めても、やがて衰えていくだろう自分を想像すれば、幸せは失せ、希望は絶望に変わる。今がどんなに幸せで、先に待っているものに希望が無ければ、その幸せさえもが消える。
人は「希望」があれば、生きていける。夢があれば、生き生きと生きれる。
ただ、年を取るとその希望は若い人の持つ希望と同じではダメだと気付くようだ。「素敵な人と結婚して、幸せな家庭を持つ」が、終わりに近づいて来ている今、新しい希望を設定しなければならないようだ。何にしようかしら?

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