「罪人」は「犯罪者」ではない

マルコによる福音書でイエス様は、「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためです。」と言いました。
この「罪人(つみびと)」という言葉に引っかかる人が案外多いようです。「オレは犯罪者ではない」と文句を言われたことも何度もありました。
神様から見れば、人間は全て「罪人である」ということになる。罪人であるから、何某かの罪を犯す。しかし、それが「犯罪」にあたるかどうかは、その人の属している国や組織によって、異なるだろう。教会が言う「罪人」とは「自分を罪人だと思っていたり、そう感じていたりする人」や「自分は罪深いなぁ」と感じている人のことである。この聖書の言葉の中には「医者」の話が並列的に載っている。周りが「病気だ」と思っても、自分を病気だと思っていない人も多い。医者を必要とする人も「自分は病気かも知れない」と思っている人でしかない。
つまり、「罪人」も「自分は罪人(つみびと)かも知れない」と思っている人(自覚のある人)のことで、むしろ、犯罪者であるとの自覚があるのなら、警察へ自首した方がいいでしょう。

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