朝焼けの光の中に…

 〽朝焼けの 光の中に 立つ影は…
という歌が子どもの頃にありました。好きで見ていたSFの変身ものでした。
 答えは「ミラーマン」です。
 ご存知ですか?
 子ども向けのSFの近未来的な設定で、ミラーマンという何だかよくわからない超人が出て来て、宇宙人だか、怪獣だかと戦って、問題解決をしてくれるというお話なのですが、この歌詞とても「情緒的で、わび・さびを感じさせる」と思いませんか。
 子どもの頃にとても気に入っていたのですが、高校生の頃にエセ文学少年のフリをして、情感のある世界観にハマっていた頃に、とても哀愁のあるいい歌詞だと思っていました。
 でも、答えは「ミラーマン」なのです。何とも情緒の無い答えではありませんか。
 夕焼けは良く見ますが朝焼けはあまり見ませんでした。単純に朝起きるのが苦手で早起きができないからです。
 朝日が赤いのは、夕日と同じで、分厚い空気層を通って来るために太陽光の中の赤だけが残って地上に届くからだそうで、夕焼けと同じ原理です。だから、朝日も赤いけれど、夕日も紅い。でも、この印象が朝日は『赤い』で夕日は『紅い』ような気がします。
 モネの『印象・日の出』は『紅い』ように描かれている。朝日も見る人によって、『印象』で異なるようです。
 でも、このモネの『印象・日の出』は「印象派」を生み出しただけあって、素晴らしい作品ですよね。美術が『印象』を描くようになって、本当に技法や技巧から解放されて、『自由』を与えられたように思います。
「芸術は爆発だ!」は、岡本太郎さんの言葉ですが、「芸術は自由だ!」と叫びたい。そして、芸術を通して、自由の中で、自分自身を知ることができるように思う。芸術は美術だけではない。「芸術とは表現だ!」と思う。
 自分をどのように表現するかによって、その表現されたものによって、自分を見つめることができると思う。

 〽朝焼けの 光の中に 立つ影は 「高圧線の『鉄塔』!」 鉄塔!

 京都にいると、鉄塔もわび・さびの情感に溢れて見える。

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