理想無き世界秩序

 フランス革命を初め、アメリカ独立戦争等による「市民革命」によって、王政が滅び、世界は「民主主義」へと移行して行った。そうした中で、「社会主義」や「共産主義」等を理想的な社会秩序として掲げて世界は「前進?」を続けていたが、共産主義国家の行き詰まり、崩壊により、「独裁主義的」社会へと逆戻りしているのが現在の状況のように思う。
 ロシア、中国、北朝鮮等を見て、共産主義に失望した人は多いと思うが、その一方で「大統領制」や「二大政党制」の元祖のようなアメリカの暴走を見るとその失望はもっと大きなもののように感じる。
 各国が「自国ファースト」を掲げ、独裁主義的国家に戻ろうとしているのは、本当に人類の進歩と言えるのだろうか。
 日本も戦前の帝国主義へ戻ろうとしているように感じる。
 小学生の頃の’70年大阪万博での「進歩と調和」というのは、「資本主義と共産主義のせめぎ合い」という感じがしていたが、この間の万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」では、「ITと人間のせめぎ合い」というイメージを感じた。
 そこで強調されていたのは、「いのちと福祉」だったのではと思った。
 社会構造や世界秩序が戦前のように方向へ後退している中で、私たちの目指す未来の理想がより高いものであってほしいと思う。
 そうした中で、「福祉国家」というのは、やはり目指してほしい。そして、そこには「AIと人間性のせめぎ合い」というイメージが感じられる。
 次代を担う若い世代に幸せに生きてほしいと希い、祈るばかりである。

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