
聖書の言葉が天声人語に載っていたので、何か言った方がいいのかと思いました。
関東の長雨で37日雨が降り続いたということから、この聖書の話に繋がりを持たれたものだと思います。そこには「天の非情」さと言っている。確かに、地上に住む者たちは八人以外すべて滅ぼしてしまうのだから、非情と言えば非情なのだろう。
しかし、聖書に表現しているのは「主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった」(創世記6:5)ということが前提である。
非情というよりもこうした世界に生きる「弱者や被害者」を救うためという意味合いの方が強い。
関東がそうであるというのではない。ネパールで起こった氷河の崩落は、ネパールの責任ではなく、先進国や富裕国の責任だろう。ネパールの人たちは被害者である。
でも、こうしたことが続けざまに起り、地球温暖化を止めようともせず、自分たちの富ばかりを求める強国のやりたい放題になり、世界がもう本当に行き詰ることになるのなら、滅んでしまうのも止められない。世界の滅びは自ら起こる。しかし、神は人間を作ったものとしての責任を負う。それは親が子が犯罪者になった時、親としての責任を感じるの同様だと思う。「育て方を間違えた」と思うような。
それでもキリストは、ノアの洪水で死んだ者たちに救いをもたらしたとある。
今回の長雨と洪水は、関東や千葉の人たちも、ネパールの人たちと同じような被害者であって、地球温暖化を巻き起こした者たちの責任だと思う。
「天の非情さ」ではなく、「人間の強欲と自己中心と愚かさ=悪」が原因で、こうした時にいつも被害者となるのは無垢な弱者である。



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